英語科では、日頃の学習の成果を発揮する場として、全学年を対象としたスピーチ・レシテーションコンテストを毎年開催しています。学年が上がるにつれて「与えられたものを覚える」ステップから「自分の言葉で表現する」ステップへと、段階的に英語力を伸ばせるプログラムになっています。
―どんな取り組みですか? 学年・内容
【中学1年生】テーマ:自分の宝物(My Treasure)
「まずは英語の基礎を体得する」
自分の宝物を選び、内容を深く理解した上で暗唱(レシテーション)に挑みます。正しい発音やイントネーション、感情の込め方を学び、英語で伝える楽しさの土台を作ります。
【中学2年生】テーマ:好きなものと国紹介(My Favorite Things & Country)
「表現の幅を広げ、世界に目を向ける」
1年生のときよりも、自分で考えて英文を作るパートが増えます。自分の好きなものを紹介するだけでなく、世界の国々についても調べ、オリジナルの要素を交えながら一歩進んだ発表を行います。
【中学3年生】テーマ:好きなものについて(My Favorites)
「自分の言葉で、世界に1つのスピーチを」
3年間の集大成として、構成から原稿まで、すべて自分自身でからしっかりと考え抜きます。自分が熱中していることや大好きなものへの想いを、完全オリジナルの英語スピーチとして堂々と聴衆に届けます。
―この取り組みによって、生徒たちにどんな力を身につけてもらいたいですか?
本校がこのコンテストを通じて生徒たちに身につけてほしいのは、「自分の言葉として、世界に発信できる英語力」です。単なる「教科としての英語」ではなく、生きた「ことば」としての英語を意識してもらうため、本校では特に英語の「音」を大切にしています。自分で原稿を「読み」、構成を「書き」、モデルの音を「聞き」、そして大舞台で「話す」。このコンテストの準備から本番までのプロセスは、まさに英語4技能が相互に作用し合う集大成の場なのです。段階を追って「型から学び、やがて自分の言葉でゼロから考えて発信する」という経験を乗り越えることで、生徒たちは「英語で伝える楽しさ」と「堂々と発表できた自信」を手に入れます。ここで培った表現力とマインドこそが、将来、世界のどこにいても自分の想いを堂々と発信できる確かな土台になります。
―ここが「法政第二ならでは」!
いきなり大舞台でスピーチやレシテーションができるわけではありません。本校には、その本番を支える「準備」の環境があります。
本校の英語教育では、クラス全体の授業においてもペアワークや発表の機会を多く設けていますが、さらに日本人教員による分割授業と、外国人教員による分割授業を組み合わせた多角的なアプローチを行っています。 少人数制となる分割授業では、一人ひとりが英語を「使って発信する」チャンスがさらに増えます。全体授業・分割授業のどちらにおいても、「音読テスト」「暗唱テスト」「プレゼンテーション」といった日常的なアウトプットの機会が数多く組み込まれています。全ての授業を通じて、何度も声を出し、表現し、たくさんの準備を積み重ねていく。だからこそ、コンテストという大きな舞台でも、臆することなく自分の言葉を堂々と世界へ発信することができるのです。



