THAT'S 法政二!

高3選択講座リレー2 ~日本文学特講~

高等学校
THAT'S 法政二!

 法政二高の高校3年生は、1~2講座の「必修選択講座」を履修します。この必修選択講座は、各教員が専門性をいかして講座を開く大学のゼミのような少人数の授業です。多種多様な講座の中から、生徒が自らの興味・関心や問題意識に応じて講座を選択し、より広く深く学習することができます。
 今回は、国語科の講座として開講されている「日本文学特講」について紹介します。

Q. 「日本文学特講」はどんなことを勉強する講座ですか?

 近現代の小説作品の読解を通じて、作品を深く捉えると同時に、文学の役割や私たちと文学との関わりをも考えていきます。

 「実学」が重視されている今日において、それでも「文学」が生き残っていく意味とは何なのか。それぞれの作品が内包している問題について、多様な観点から読解を進めています。学習のまとめでは作品論の執筆を行い、作品に対する認識の深化をはかり、あわせて表現力の向上を目指します。

Q.「 日本文学特講」の特徴的なレポートや、取り組みについて教えてください。

 読解を広げ、深めていくために、自らの問題意識を掘り下げていくことも重要ですが、「読みの交流」を進めることで、新たな発見や問題に気付きます。その方法として、付箋を用いたグループ討議やホワイトボードに考えを書き出したりしながら授業を進めています。受講者と教員の対話を重視し、大学でのゼミナール形式を意識した講座になっています。

 いかがでしたでしょうか?今回の「日本文学特講」を含め、法政二高では例年40~50 個もの必修選択講座が開かれていて、それぞれ工夫がこらされた授業が展開されています。
 今後もさまざまな選択講座について紹介していきたいと思います。
※開講される選択講座や、その内容は年度によって異なります。