THAT'S 法政二!

高校授業紹介22 -高校音楽科-

高等学校
THAT'S 法政二!

Q.今日の高校音楽科の授業では、どんなことに取り組んでいますか?

 高校1年生の取り組みで、「アルトリコーダー2重奏」に取り組んでいます。高校音楽科は、1年、2年と歌唱やアルトリコーダー、音楽理論や鑑賞など幅広い分野を学んでいきますが、高校1年生の3学期はアルトリコーダー2重奏に取り組んでいます。

Q.高校音楽科では、このような取り組みをもとにして、どのような力を身に着けてほしいですか?

 アルトリコーダー2重奏で、最も大切にしている事は「アンサンブル」です。「アンサンブル」とは、音楽では2人以上が演奏することや、その集団を指しますが、言葉の意味としては「調和や協調」を意味します。独りよがりの演奏では素敵な演奏には聞こえません。楽譜に書かれている事に注意し、役割を考えながら互いの演奏をよく聴き、曲のイメージや実際の演奏について話し合い、相手を尊重しながら時間を共有し互いに協力しあう事で素敵な演奏に繋げることができると考えています。

 このように「音楽」を奏でることは、音楽上の様々なルールや約束のもと、演奏面だけでなく「協調性」なども必要になってきます。私たち人間社会において必要な「コミュニケーションスキル」や「ディスカッションスキル」を「アンサンブル」を通じて培っていけると考えています。音楽という学びを通じて得た苦労や喜び、楽しさや感動を大切し、将来的には様々な場所で「アンサンブルの上手な人間」として力が発揮できるようになって欲しいと思っています。

 いかがでしたか? 法政大学第二中・高等学校ではこのほかにも様々な工夫がこらされた授業が行われています。今後もいろいろな授業について紹介していきたいと思います。

 ※授業における取組の内容については、年度によって変わることがあります。