NOW 法政二!

留学報告会を開催しました!

国際交流 中学校高等学校
NOW 法政二!

9月6日の午後に、年間留学を終えて帰国した高校生による報告会を開催しました。

今年度帰国した生徒は、ドイツ、フィンランド、オランダ、ベルギー、カナダ、アメリカへ留学した生徒たちです。留学の動機や意義、留学先での生活体験などについて語っていただきました。生活体験では、現地の言葉の習得や友達作りに苦労した話など楽しいことばかりではない留学のリアルな体験について語っていただき、参観者の生徒や保護者の方々と共有することができました。さらに、これから留学を考えている後輩たちに向けては、留学前にすべきこと、留学中にすべきことなどを具体的にアドバイスしていただきました。

本校では一定の条件を満たせば、留年せずに留学をすることができる制度があります。

 高校留学は学問研究が主な目的となる大学留学とは異なり「生活体験、異文化体験」がメインです。また、大学留学は英語圏が主流ですが、高校留学は30か国以上の国から選べるというのも魅力です。

大学付属校という恵まれた環境だからこそ、高校生の時にしかできない体験をぜひしていただきたいと考えております。

〜10代の挑戦が、未来を切り開く〜 留学は「自分の可能性」を広げる最高の選択

 約1年間、異なる文化や言語、価値観の中で生活し、学び、成長するその経験は、生徒たちの人生に大きな変化をもたらします。異国の地での生活は、楽しいことばかりではありません。言葉が通じない、文化が違う、友達ができない――そんな孤独や不安を乗り越えた先に、本物の成長があります。日本のように、周囲が自分に気を配ってくれる環境ではありません。欧米では、自分から動かなければ、「助けて」と言えなければ、助けてもらえないこともあります。しかしだからこそ身につくのが、自ら考え、行動する力です。本校から留学した生徒たちは、語学力だけでなく、自己肯定感、精神的なたくましさ、異文化理解、問題解決能力、国際的な視野といったこれからの社会を生き抜くために必要な力を手に入れて帰ってきます。日本人にとっては英語だけでも難しいですが、ドイツ語やフィンランド語をマスターする生徒もいます。10代の柔軟な吸収力は本当に驚くべきもので、どんな言語でも1年近く留学することで日常会話をこなすレベルにまで成長する生徒が多くいます。教室での勉強だけでは身につかない、実践的な語学力と異文化コミュニケーション力が、ここで養われます。1年間、親元を離れて暮らすことで、生徒たちは家族への感謝の気持ちも抱くようになります。日本での生活がどれほど恵まれていたのか、日々の当たり前がどれほどありがたいことだったのか。遠く離れた地で気づいたその思いは、帰国後の言動や態度にも表れます。そして、「自分はここまでやれた」という自信が、生涯の財産になります。留学先では、現地の人々だけでなく、世界中から集まった留学生たちとも出会います。文化や宗教、考え方の違いを超えて、友情を育む体験は、SNSがある今の時代だからこそ、一生つながっていく国際的な絆となります。その中で芽生えるのが、固定観念を超えた多様性の理解と共感です。「〇〇人だからこうだ」といった先入観ではなく、実際に触れ合った経験が、他国への理解や平和への思いにつながっていく。そんな未来を見据えた教育が、ここにあります。楽しいだけが留学ではありません。むしろ、つらく、厳しい環境に自分を置くからこそ、人は本気で成長できる。
「なぜ、自分はこの国に来たのか?」「なぜ、言葉が通じないのに頑張れるのか?」
そう問い続ける中で見えてくる自分自身と、これから歩む未来。本校では、このような成長の機会を、一人でも多くの生徒に届けたいと考えています。