THAT'S 法政二!

That's HOSEI 「中1校外授業」

★行事の中で大事にしている学び ★生徒に身につけてもらいたい力

中学校
THAT'S 法政二!

 本校(中学)の1年生では、例年、入学して間もない時期(4月後半)に「校外授業」(宿泊行事)を実施しています。今年度は、4月23日から2泊3日の日程で、栃木県那須高原で実施しました。

この行事は、「法政二中高とは何を大切にし、何を目指している学校なのか?」「法政二中で学んだり、生活していく上で、どんなことを大切にして、1人1人やクラス・学年全体が行動していくのか?」…これらについて、生徒たちで学び、考え、話し合いや発表・交流したり、行事中のスポーツ大会・クラスHR活動などで協力しながら、1人1人やクラス・学年全体の「学ぶ力」「生活する力」「自主性や自治の力」を伸ばし、互いに成長し合うことができる、より良い仲間関係や集団づくりを目指すものです。

 また、寝食や生活を共にすることで、基本的な生活習慣や社会性(例えば、挨拶をしたり、起床、食事、諸活動、就寝などの時間を守って行動したり、ルールや約束事を守って集団行動をしたり、私物や部屋の整理整頓や管理を行うなど)を身につけることも目指します。

 「なぜ学ぶのか?学校で仲間と共に学ぶのはなぜか?」「互いに成長しあえる友達関係をつくるために必要なことは何か?」といった、明確な答えがあるわけではなく、普段考えることのない本質的なテーマについて、皆で話し合い、クラスの意見を1つにまとめていく取り組みは、生徒の皆さんにとって大変ではありましたが、多くのことを学び、考え、良い経験になったと思います。

例えば、先のテーマについて、各クラスで次のように意見がまとまりました。

「何のために学ぶのか?」…将来、社会人として社会に貢献するために、必要なコミュニケーション能力や自分の意見を発信する力を養い、自分の可能性を広げ、将来の選択肢を多く見出すため。

「なぜ1人ではなく学校で仲間と学ぶのか?」…他者からの影響を受けて、互いに高め合う。様々な視点で考えられるようになるため。

「共に学び互いに成長しあうために必要な条件は何か?」…互いの意見を尊重し、秩序を守りながら、積極的に学習すること。

 「友達とはどのような存在か?良い人間関係を築く上で大切なことは?」…互いに個性を認め、尊重しあう存在。上下関係を作らず、思いやりや信頼を大切にすること。

「成長しあえる友人関係をつくるために必要なことは何か?」…相手を思いやり、本音を言えたり、良い所を見つけ合ったり、新しい価値観を見出すこと。

 一方、クラスHRで行ったレクリエーションでは互いに親睦を深めたり、スポーツ大会では皆で力を合わせてドッヂボールや大縄跳びの勝利を目指して結束を深めました。いずれも、大いに盛り上がり、皆が見せた笑顔や一生懸命取り組んでいる姿が印象的でした。いずれも楽しい時間で、仲間関係がさらに深まる良い思い出になったと思います。

 こうした様々な取り組みをふまえて、行事終盤のクラスHRではクラスの目標を決めたり、事後には、各自で「二中生活を送る決意」についての作文を書きました。生徒皆が書いた作文の随所に、先ほどの各クラスのまとめの意見はもちろんのこと、「法政二中高が大切にし、目指している精神」(人権と民主主義、平和な社会を創造する主権者の形成)につながるキーワード(たとえば、「社会貢献」「可能性」「成長」「積極的」「個性」「尊重」「平等」「思いやり」「信頼」など)が盛り込まれ、これからの決意が力強く書かれていたのが印象的でした。

良い友人関係を築き、良いクラス・学年・学校を創り、1人1人が立派に成長し、未来を切りひらいていくために、決して言葉や形だけに終わらず、「有言実行」となるよう、具体的な行動にうつしていって欲しいと思います。校外授業は終了しましたが、生徒の皆さんにとって、本当の意味でのスタートはこれからです。「法政二中・二高・大学の10年間の入口」に実施した校外授業で、皆で学び、感じたこと、考えたこと、決意したことをしっかり心に刻んで、これからの日々の学習、課外活動に励んで欲しいと願います。