国際交流委員会 活動報告 模擬国連
9月19日(金)、本校の国際交流委員会は、留学生と共に「模擬国連(Model United Nations)」を開催しました。今回の模擬国連の議題は「核兵器」――今もなお世界が抱える深刻な国際問題について、生徒同士が意見を交わし、理解を深めました。
当日は、ヨーロッパ・中東・北アメリカ・ロシアといった核保有地域、ならびに核不保有国について、5つのグループに分かれて調査・発表を行いました。各国の核保有の現状、核兵器不拡散条約(NPT)や核兵器禁止条約の意義、安全保障との関係性について積極的に議論が行われました。
特に印象的だったのは、留学生の参加によって各国の視点が加わり、より多角的な意見交換ができた点です。自国の核政策に対する意見や、核兵器に対する考え方を共有してもらうことで、普段の授業では得られないリアルな国際理解が生まれました。
二高祭における関連展示・活動
今回の模擬国連での学びを生かし、文化祭(通称:二高祭)では次のような活動を展開します。
◎模擬国連に関するポスター掲示
模擬国連の内容や、生徒たちの意見・学びをまとめた模造紙サイズのポスターを作成し、国際交流室または国際交流ラウンジに掲示します。掲示の目的は、国際交流委員会の活動を広く周知するとともに、世界の核兵器をめぐる状況について来場者に理解を促し、多様な考え方に触れてもらうことにあります。
◎「高校生平和大使・高校生一万人署名活動」ポスター掲示
模擬国連で扱ったテーマと関連する平和活動として、「高校生平和大使」や「高校生一万人署名活動」に関するポスターも展示予定です。これらの活動の紹介を通して、平和に向けた高校生の主体的な取り組みを広く発信します。
模擬国連の活動を通して、生徒一人ひとりが国際社会の一員として、現実の課題とどう向き合うべきかを考える貴重な機会となりました。今後も、国際交流委員会は、こうした学びと交流の場を大切にしながら、平和と国際理解の輪を広げていきます。
