調査合宿3日目は高知から宇和島を経由して松山市まで移動しました。
お目当てのひとつはホビートレイン(0系新幹線ひかりを模した四国の名物列車)でしたが・・・なんとこの日は運用なし!! がっかりした鉄研一行でしたが、車窓から眺めた清流・四万十川に心を洗われ、揺られ揺られて宇和島へ。宇和島駅前には宇和島で最初に走った蒸気機関車が展示され、陸上交通が不便だったこの地域に果たした蒸気機関車の役割を実感しました。
宇和島から伊予市までは、映画やドラマの舞台にもなった景勝地・下灘をはじめ、夕陽に輝く宇和海を眺めながらの移動。
そして郡中港からは伊予鉄道の郊外電車で松山市へ。伊予鉄道のシンボルカラーであるオレンジ色が鮮明な車両に乗り込み、「久しぶり電車に乗ったね」と語り合う部員たちでした(四国の鉄道の大半は非電化区間であり、電車ではなくディーゼルエンジンの気動車が走っています)。
松山では坊っちゃん列車ミュージアムを訪れ、伊予鉄道の歴史を学び、1号機関車のレプリカを見学しました。夏目漱石や正岡子規も乗ったとされる伊予鉄道の機関車は、小説「坊つちやん」では「マッチ箱の様な汽車だ」と記されています。