NOW 法政二!

小池 理知さん(卒業生:2017年度卒業)

2017年度 法政二高卒業
進学先:法政大学生命科学部生命機能学科 現在:法政大学大学院理工学研究科生命機能学専攻修士1年

インタビュー 卒業生
NOW 法政二!

私は二高を卒業後、法政大学生命科学部に進学し、現在ではさらに大学院に進学して分子生物学の研究をしています。分子生物学とは、生命現象を分子レベルで解明することを目指す分野で、DNAやタンパク質などを扱います。大学院生になると、学部生の頃とは違って授業は少ないので多くの時間を自分の実験に費やしていますが、そんな研究の日々の中にも、二中高での経験や学びが大いに活かされています。

 

中学では私は野球部に所属していました。当時はちょうど新校舎建設の最中でもあり、限られたスペースで工夫して練習していたのが懐かしいです。野球部では、挨拶や人への気遣いなど多くのことを学びましたが、今にして思うと、もっと頭を使っておけばよかったという後悔もあります。当時の私はただ練習に必死に取り組むだけで、自分で考えてあれこれ試すということをあまりしていませんでした。こういった後悔から、現在では自分の研究においては様々に考えを巡らせて試行錯誤するように心がけています。

 

 高校で所属していた生物部では、魚や昆虫などの採集や飼育、標本作製などを行い、さらに自分たちなりの研究も行いました。これらの活動を通して、自分が興味を持っているものを追究することの喜びを知ることができました。さらに、これらの活動をある程度まで自分たちで計画させてもらうことで主体性を持って活動に取り組めました。生物部に所属していた当時と現在とでは研究対象は全く異なりますが、この当時が自分自身の研究活動の原点になっていることは間違いありません。

 

 付属校という強みを活かして自分の好きなことに熱中した二中高の6年間の経験は、大学生活においても様々な面で結びついてきました。そして、それはこれから先も変わらないと確信しています。