中学校

授業

中学校

国語

主体的かつ論理的な思考力を養う

中学では自ら学ぶ力をつけるために、自分の言葉を育てること、また自学自習の「方法」を学ぶこと、などに力を入れています。そのための基礎として、自分の意見・表現を組み立てること、また級友とそれらを読み合い共有しあう、学び合いの方法を学びます。具体的には、1年生では、生活の中に問題を発見し考察する作品読解と、書くこと・表現することの方法、さらに漢字や言葉の仕組みを学びます。2年生では、「書く」ことと「読む」ことの相互作用による学習、3年生では、自分の考えをまとめて発表できる力を求め、民主的社会の形成者に求められる言語能力・態度の基礎を身につけていきます。

社会

自ら調べ、考え、表現する力を習得

1年次で地理分野、2年次で歴史分野、3年次で政治・経済を中心とした公民分野を学びます。世界地理、世界史、国際社会を視野にいれるとともに、法政二中高の歴史や自らが暮らす地域の学習など身近な視点からの学習にも力を入れています。また1・2年次では、資料に向き合って調査研究し、自らの言葉で表現するする力をつけるために、調べ学習・発表学習を繰り返し行います。3年次では、授業で学んだことや調べた知識を総合化させながら、自らの問題意識を深めていくことを目的にレポートの作成をおこないます。

数学

「数学がすき」という生徒を育てる

すべての学年で少人数(約15~20人)クラス授業も行っています。個々の生徒に合ったきめ細かな指導によって全員の生徒が理解できることを目指しています。それぞれの教員が工夫した教材や小テストなどを使って理解を深めていきます。2、3年生では週単位で「定着テスト」を実施し、学習内容が身についているかを確認します。十分に目標に達していない場合には放課後に再テストを行います。また、夏休みには特別補習を実施して集中的に学習に取り組んでいます。

理科

実験・実習から自然の本質を知る

理科では、自然の事物・事象に直接ふれること(実験・実習)を特に重視しています。直接体験を通し、興味・関心をもって楽しく取り組む中で、自然を科学的に理解するための基本的な知識を身につけ、自然を探求する能力・態度の育成をめざしています。
実験・実習は、毎週2時間連続・チームティーチング(教員2人体制)で行い、1年生から3年生までの3年間に、およそ80回近く実施し、毎回「実験ノート」を作成する課題に取り組んでいます。1年生では、まず、2種類の顕微鏡(生物顕微鏡と双眼実体顕微鏡がそれぞれ1人1台あります)の使い方から取り組み始めます。

美術

発想力と表現力を育て、美術の楽しさを知る

中学美術では、「誰にでも楽しめる美術」をテーマとして「つくる」「みる」「感じる」の3つの基本に重点を置いています。授業では、絵画・デザイン・建築・工芸など様々な分野から多様な素材を用いて学習し、作品制作の楽しさが体感できるように教材を考えています。また、「鑑賞」を通じて美術への理解を深め、親しむとともに、個性を認め合う気持ちを育てたいと思います。中学では、美術の基礎的能力を身につけながら、「わかりやすい美術授業」を展開し、生徒一人ひとりの発想力や表現力を大切に育てたいと考えています。

音楽

様々な音楽に親しむ

中学音楽では、歌唱・器楽・創作・鑑賞・音楽理論の分野を幅広く学びます。
実技については、学年に応じて基礎から始めて練習を積み重ね、3年間を通して技能の向上を目指します。独唱(奏)や重唱(奏)、合唱(奏)など様々な演奏形態を経験します。鑑賞や音楽理論では、西洋の音楽だけでなく、日本の音楽やポップスなど、様々な曲に触れながら学びを広げます。
3年間の授業で、音楽の専門知識を深めるだけでなく、歴史や文化など、音楽をとりまく背景に目を向けることも大事にしています。他教科で学んだことや自分の経験などと関連づけて音楽をとらえ、より様々な音楽に親しみ、生涯を通して音楽を愛好する心を育んでいきます。

保健体育

心・技・体のバランスを整える

体育実技では、心身共に大きく発育・発達する時期である中学時代に、各学年で独創的な軽スポーツ種目を多く行います。運動することの楽しさと喜びを追求すると共に、近年問題になっている体力低下に対応できる身体づくりを目指しています。
保健では、生徒の健康や安全に関する知識と技術の習得に主眼を置き、心肺蘇生法やAEDを使用したトレーニングなどのベーシックライフサポート実習を行い、実生活の中で活用できる内容を多く体験することを大切にしています。

技術

生活と関連づける

技術科では、「体験」と「発信」を活動の軸として、身の回りの「技術」について考えていきます。
ものづくりの実習では、木材加工や電気機器の実習などを通して、工具の使い方や日常生活での問題解決の方法を学習します。また、情報機器を活用して、実習課題の振り返りや掲示、プレゼンテーションなどの発表活動をしたり、プログラミングを活用した問題解決の考え方も学習します。
課題に一つ一つ取り組みながら、「作る楽しさ」「問題を解決する考え方」「工夫して伝える」ということについて体験を通して触れていきます。

家庭

生活の主体者になる

中学の家庭では、これから「自立」していくための基礎を作っていきます。保護者の方まかせの生活から、『生活を作り出せる自分』になるための学習です。
「包丁技術を身につけ、家族のために食事を作ることが出来る」「衣類の補修や洗濯を自分で出来る」「物事の仕組みを科学的に理解する」「環境に配慮して行動することが出来る」「思春期の自分について見つめることが出来る」等
高校生や将来の自立した自分の姿をイメージしながら、学んだことを生活の中で実践していきましょう。

英語

総合的な英語力の基礎を身につける

英語学習に主体的・能動的に取り組み、ペア・グループワークなどを通じて「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技術を総合的にバランスよく伸ばし、特に「聞く」「話す」という音声面に関わる学習では外国人講師と協力した分割授業をはじめとした特徴的な取り組みをしています。
基礎的な文法項目の学習も丁寧に行い、最終的には表現できるレベルを目指して、英作文を重視した指導を行います。
また、運用することを意識した語彙力指導にも重点をおいています。
授業ではICT環境を活用し、視聴覚教材を使いながら一つ一つ丁寧な授業展開をしています。

総合

体験を重視した探究型学習により将来の主権者としての基本を獲得する

1年生の「総合」では、図書館を活用して資料の集め方、調べ方、まとめ方を身につけながら、問題を発見しその解決法を探る力、根拠に基づいて思考する力を育成します。2年生では、体育祭・林間学校・文化祭等の行事を通じて日常学習の成果を発表したり、協力によって行事を築き上げていく多くの体験から集団生活の基礎を学びます。3年生では、学習における中学段階での集大成として「総合」の授業を位置づけ、研修旅行の行き先である広島をテーマにしたプレゼンテーションを目指し、年間を通して取り組みを進めます。情報の収集、収集した情報を基にした広島での体験学習、体験学習で得られた情報の整理・比較に基づいた考察を経て、問いに対して「自分たちはどう考えるのか」を個人やグループでまとめ、発表します。