高校3年3学期

現代福祉学部・文学部心理学科クラス

高校3年3学期

  現福・文心理クラスは、現代福祉学部福祉コミュニティ学科、臨床心理学科及び文学部心理学科の生徒で構成され、3つのテーマを掲げて活動します。

①卒業生講演会などで大学の準備を進めること。
②命・人権・差別をキーワードとしたフィールドワークを中心に、人々が直面する社会問題に関して学習すること。
③班でテーマを設定し、「主体的な学び(調べる・解決策を提案発表する)」を深める活動(プレゼン発表)に向けグループ学習を行うこと。

2025年度 現代福祉学部・文学部心理学科クラスの取り組み

取り組み その1

 初回ガイダンスでは、高校の学びから大学の学びへの準備期にあたる事を伝え、与えられる学びを持つのではなく、自ら社会に目を向け、課題と向き合い問い続けることが大切だと伝えました。新たなクラス編成なので、アイスブレイクや自己紹介をして交流を図りながら親睦を深めました。講演会やフィールドワークを通じて、大学進学後に必要とされる「複眼的に物事を見る力」を身につけてほしいと思っています。

1月9日~1月17日までの取り組み
①アイスブレイク
初日は、アイスブレイクから行い、自己紹介、ペーパータワー、卓球など行って仲良くなりました。

②プレゼン準備を進める。
生徒の興味あるキーワードから班を分けて、プレゼンに向けテーマ決めを行っています。個人でテーマに関する本を数冊借りて、空き時間や隙間の時間を利用し読んでいます。論文のアウトラインを作り、各班の全体像が見えてきました。

③クラスのフィールドワークとして、横浜市寿町へ行く。
寿町について知っていた生徒はいませんでした。学校で事前学習を行い実際に足を運びました。町の歴史を戦後から振り返り、日雇い労働者が中心だった過去から現在までの変遷を学びました。「高齢者が多い寿町は日本の未来の姿。」「地域の中でつながりが強く、生き生きしている人が多かった。」「生活困窮者への見方が変わった。」などの感想が聞かれました。

④卒業生講演会
卒業生講演会では、大学生活、アルバイト、ゼミ、今やるべきこと、など話して貰いました。その後、各学科に分かれてより細かい個別の質問にも答えて頂き、生徒は不安なく大学生としてスタートできそうです。

取り組み その2

1/19~31までの取り組み

①プレゼンの準備を進める
本論を厚くするために、各班はフィールドワーク先を検討打診して、訪問取材のアポイントを取りました。失礼のないようにメールの文章を作成したり、緊張しながらの電話でのやり取りがとても印象的です。

②大学事前オリエンテーションを受ける。
文学部心理学科進学予定生徒が、法政大学市ヶ谷キャンパスへ行き、法政国際高校や法政中高の進学予定生徒と顔を合わせ交流しました。教授からの事前オリエンテーションを受け、高校生からは法政心理について質問をしました。

③クラスのフィールドワークとして、東京地方裁判所に裁判傍聴に行く。
「法廷内は思ったより狭く、緊張感があった。」「裁判長は優しい口調だった。」「縄や手錠がリアルで、緊迫感があった。」「犯罪は良くないが、背景を知ることで、未然に防くことができる。」 高校生という多感な時期に、たくさんの刺激を受けてくれて、あらためてフィールドワークの意義や価値を強く感じました。

④スクールカウンセラーの講義を受ける。
本校スクールカウンセラーに講義を行って頂きました。「学部学科によって、人のこころをどの角度で見ていくのかが違う」「さまざまな場面で心理学を活かせる」というお話しと、お絵かきと色塗りを中心に「体験」から感じる事を周りと話しあいできあがりをみんなで味わいました。

⑤クラスのフィールドワークとして、国立ハンセン病資料館(国立療養所多磨全生園)に行く。映画「あん」を鑑賞する。
「ハンセン病が問題なのではなく、国の対応が問題だった。」「結婚の条件としての断種や堕胎の優性思想は怖い。」「無知や無関心による偏見と差別が問題。」「周りが変わるのを待つのではなく、自分自身が変わらないと社会は変わらない。」「同じ過ちを繰り返さない。」などの感想から、生徒は多くの事を学んでくれたと思います。

取り組み その3

2月2日~2月15日までの取り組み

①各班がフィールドワークを行う。
お忙しい中、たくさんの皆様に取材や協力をして頂き、誠にありがとうございました。生徒は、緊張しながら自分たちでアポを取り取材をしました。現地のリアルな声が聞けて、多くを学ぶことができました。情報は、インターネット上に溢れているが、現地現場で取材することの重要性を理解してくれたと思います。

②プレゼンリハーサル大会(プレゼン準備)を行う。
19日のプレゼン本番に向けて、各班がリハーサルを行いました。「正面を見て、タブレットを見ないで姿勢を正して話しましょう。」「もう少しゆっくり、抑揚をつけて大きな声で話しましょう。」緊張感ある中で、聞き手を見ながら話すことが望ましい姿です。プレゼン大会が楽しみです。タブレットを見る生徒が若干いますが、多くの生徒が聞き手の方を向いて話すことができました。また、他の班を見る(評価する)ことによって、学ぶことも多く、刺激を受けたと思います。当日は、準備したものをすべて発表できるといいですね。

取り組み その4

2/15~2/21の取り組み

プレゼン大会
・すべての人が自立できる社会を目指して ~障害者支援のこれから~
・働きたい人が精一杯働ける環境へ
・児童のいじめ ~深刻化を防ぐために~
・幸福 ~マインドフルネスの先に~
・児童虐待における認知と支援の問題
・“愛”と呼ばれる心の鎖
・自由な選択か、選ばされているのか

法政大学から文学部心理学科教授の荒井弘和先生、現代福祉学部臨床心理学科教授の金築優先生に参加して頂き、講評をもらいました。お二人には、プレゼンの評価だけでなく、大学での事など普段なかなか聞けないお話をして頂きました。生徒は興味深く聞き入っており、中身の濃い充実したプレゼン大会となりました。お忙しい中時間を作って頂き、本当にありがとうございました。
 発表をする前までは、緊張気味でしたが、暗唱している生徒も多く非常に頑張ったと思います。また、大学の先生も穏やかで楽しく、場の空気を和ませてくれました。発表を終えた生徒からは、「やっと終わった~」「楽しかった」「プレゼン楽しい」「もっといいプレゼンしたい」などの声が聞こえ、大学への準備としては素晴らしい日となりました。この三学期の価値はみんなの主体性が創りあげたものです。受動的な学びから主体的な学びへ、みんなキラキラしていて楽しかったです。社会に目を向け、複眼的に物事をとらえ、ロジカル(論理的思考)、クリティカル(批判的思考)、エモーショナルな大学生活を!応援しています!!