高校3年3学期

スポーツ健康学部クラス

高校3年3学期

スポーツ健康学部の3学期の授業では、スポーツを多角的な面から学びます。
スポーツ実践、コーチング学、スポーツビジネスなど、自らの興味のある分野を確定し研究を進めていきます。また、ニュースポーツにも挑戦し、実際にニュースポーツを経験する時間も設けます。

また、スポーツの第一線で活躍されている方々に講師としてお越しいただきお話を聞くことで、スポーツで生きていくということを深く考える機会も設定されています。
大学進学前のよい準備期間になるよう、様々な方々の協力を得ながら実施していきます

2023年度 スポーツ健康学部クラスの取り組み

初回の授業では冬休み課題である、「東京オリンピックからパリオリンピックへ」という題目で、各自の視点からプレゼンテーションをしてもらいました。人に伝えることの難しさを実感しながら、全員の発表を終えました。ここから各自のプレゼンのテーマを決定し、深掘りしていきます。

取り組み その1

スポーツ健康学部では分野研究から授業を開始しました。スポーツを科学的に学ぶといっても様々な分野があり、その分野では何を学ぶのかを調査しました。また、現在体育科にいらっしゃる先生(修士2年生)に依頼し、スポーツバイオメカニクスの面から研究発表を聞きました。2月末に最終的にプレゼンテーション大会を行います。研究とはどのようなストーリーで研究を進めていったら良いのか、お作法はどうなっているのかなどを各自が自分の明らかにしたいテーマに置き換えて考えるきっかけになりました。

コーチング実践として、自分がやってきた種目を人に教えるという授業も行っています。授業後には担当教員から、実践内容・言葉の選び方・話す方向・安全管理などのフィードバックを受けて自分のコーチングをよりよいものにするための方法論を学びました。

取り組み その2

スポーツ健康学部では、“スポーツで生きる”をテーマに、さまざまな社会人に講演会をしていただいています。

1人目はバスケットボールライターの青木崇様をお招きしました。解説者やライターとしてお仕事をされており、日本や海外での活動についてお話ししていただきました。

2人目はテレビ朝日スポーツ局より冨田潤一郎様にお越しいただきました。本校O Bでもある富田様には社会人として身に付けるべき力についてお話ししていただきました。スポーツで生きていくということについて考えた時に、思い浮かぶ職業が少ない生徒たちにとっては、学びの深い時間になりました。お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

スポーツ実践ではボウリングとクライミングを行いました。難しい壁にも仲間と協力して攻略していくことで、仲を深めることができました。コーチング実践ではゴルフとフェンシングを行いました。初めて体験する生徒も多く、興味深く取り組むことができました。

取り組み その3

「スポーツで生きる」をテーマとした講演会では、第3回目にプロダンサーで振付師やモデル、ライターも行われているmeguさんにお越しいただきました。どうやってダンスで生計を立てているのか、またそれに必要な社会人としてのスキルは何かなどをお話ししていただきました。講演後はダンスレッスンをしていただき、全員で体を動かすことの楽しさを経験することができました。

第4回目は株式会社ERUTLUC代表で、現バスケットボール日本女子代表アシスタントコーチの鈴木良和さんにお越しいただき、「定義する力」をテーマにご講演いただきました。先日行われた世界最終予選のお話もお聞きすることができ、生徒たちは興味津々に質問をしていました。

21日にはプレゼンテーション大会が行われました。緊張感のある雰囲気の中、これまで取り組んできた研究の成果を全員が発表することができました。法政大学スポーツ健康学部より永木教授に各プレゼンテーションの講評をいただき、大学での学びに展望を持つことができました。

約2ヶ月間と短い期間ではありましたが、17名でいろいろなことに取り組んだり、社会人の方のお話を聞くことでこれからの大学生活を考える貴重な時間になりました。スポーツ健康学部へ進学予定の17名のこれからの生活が素晴らしいものになるよう祈っています。