人間環境学部・文学部 地理学科クラス
人間環境学部・文学部 地理学科クラスの3学期授業では、「持続可能性」と「現代社会の課題」をつなぐことをテーマに、「問題意識の育成」と「大学での学びの構築」を目標とした高大連携教育を展開します。
付属校ならではの学びとして、大学での研究分野を意識しながら、生徒一人ひとりが社会課題を自分事として捉え、主体的に探究を進めていきます。
校内での取り組みでは、班体制を編成し、研究発表に向けた活動を実施します。自分たちの視点だけにとどまらず、ゲスト講師による特別講義やフィールドワークなどを積極的に取り入れ、多角的な視点から学びを深めていく予定です。
学習の集大成として、テーマごとに編成された各班が、それぞれの問題意識に基づき調査・研究を行い、その成果をプレゼンテーション形式で発表します。


2025年度 人間環境学部・文学部 地理学科クラスの取り組み
取り組み その1
人間環境学部・地理学科クラスではプレゼン大会に向けて、各班の研究テーマの現状認識、問題点を整理しながら、各班で研究テーマを設定し、テーマの現状認識、問題点を整理しながら、班としての「主張」を論ずることができるよう討議を進めています。
1月15日には、人間環境学部教授の金藤正直先生とゼミに所属する本校卒業生たちが来校しての講演会を開催しました。まず、金藤先生から、人間環境学部の内容だけでなく、大学生活、どのような人間像に成長してほしいかなど、多岐に渡るお話をいただき、その後、卒業生から大学生活やゼミ活動についての話しを全体講演として聴講しました。そのあと3つのグループに分かれ、各班のプレゼン大会に向けた研究テーマについてのアドバイスをいただきました。本校卒業生のゼミでのいきいきとした様子を見て、今年度のクラスからもすでに金藤ゼミで活躍したいと思い、モチベーションが高まった生徒が出てきました。
1月22日には、「向ヶ丘遊園跡地保全運動と生田緑地」をテーマに、向ヶ丘遊園の緑を守り、市民憩いの場を求める会(遊園の会)の方々の案内のもと、生田緑地内を踏査しました。今年度は、人間環境学部、文学部地理学科、キャリアデザイン学部と合同の総勢60名を超える大規模FWとなりました。まず、遊園の会の松岡嘉代子さんによる講義を全体で受講しました。「人」と「自然」が持続的に共生するための開発とは何かについて、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。その後の生田緑地・向ヶ丘遊園跡地踏査では、山道を歩く場面もあり、生田緑地に残っている自然と在りし日の遊園の跡を大いに体験でき、天気にも恵まれ緑地散策を満喫することができたようです。
これらの貴重な体験をもとに、さらに各班の研究発表の準備を進めてほしいと思います。


取り組み その2
人間環境学部・文学部地理学科クラスではプレゼン大会に向けて、各班の研究テーマの現状認識、問題点を整理しながら、レジュメ、パワーポイントの作成をしています。活動3週目には2回のフィールドワークを実施し、体験を通してさまざまなことを学習していきます。
1月28日には、多摩川河口の大師河原干潟館のご協力で水辺の生き物・植物などについて実地体験をしました。真冬の極寒の気候でしたが、干潟には小さなカニやシジミ、ゴカイの仲間など多種多様な生き物がいて、春までじっとしている姿に、生徒は感心していました。その後、野生の大根「ハマダイコン」探し。思いもしないご馳走だったようで、干潟館の方のご厚意で、味噌汁を美味しくいただきました。
1月29日は、鎌倉フィールドワークを実施しました。事前学習では、鎌倉の歴史や景観、地形について学習しました。フィールドワークでは、八幡宮、切り通し、寺院・神社仏閣、やぐらを通るルートを生徒たちで考え、各班でコース設定してもらいました。当日は良い天気に恵まれ、歴史と共生するまちとして鎌倉を捉えることができました。
これらの貴重な体験をもとに、さらに各班の研究発表の準備を進めてほしいと思います。




取り組み その3
2月19日に3年3学期の取り組みの一つの到達点であるプレゼンテーション大会が実施されました。発表は、フィールドワークなど研究調査を通して議論し、問題点と解決法をパワーポイントにまとめたもので20分程度発表しました。
各班、それぞれ工夫をこらして、テーマの現状、問題点、解決策について分析・提案し、お互いに質問して議論しあうことができました。当日は、法政大学人間環境学部から櫻井洋介先生、文学部地理学科から前杢英明先生にお越しいただき、各班に講評とアドバイスをいただきました。7週間という短い取り組みでしたが、アドバイスいただいた点は、きっと大学での学びに繋がる貴重な経験となりました。
人間環境学部、文学部地理学科に進学する生徒たちには、これまでの「出会い」と「学び」の経験を振り返ったうえで、4月からの新しい学生生活に邁進してほしいと思います。
各班の発表テーマ
1班:生成AI時代における「質の高い教育」とは何か
2班:子どもの健康~子ども食堂の持続可能性について考える~
3班:メンズメイクはなぜ広まりにくいのか
4班:知っているのに減らない食品ロス
5班:日本の生涯教育の在り方について
6班:外来種が在来種に与える影響について
7班:女性の管理職割合を改善する必要はあるのか
8班:魚介類の価格をおさえるには
9班:神奈川の海洋ごみ問題




