高校3年3学期

文学部英文学科・国際文化学部・GISクラス

高校3年3学期

今年度の国際文化学科・文学部英文学科のクラスでは、大学での学びにつながる「新しい視点」を得ることを目標に、表象文化・言語文化・国際社会などのテーマを考察していきます。高校3年生の今、漠然と抱いている疑問や興味に対し、学問的なアプローチでどのように深められるのか、試行錯誤を繰り返しながら、その探究プロセスを自ら経験することを目指します。

2025年度 文学部 英文学科・国際文化学部・GISクラスの取り組み

取り組み その1

 第1・2週は、映画の中に描かれてきたジェンダー、人種、宗教に対するステレオタイプや、世界で広く信仰されている宗教のあり方について、ディスカッションを交えながら考察を深めました。あわせて、日本人にとって馴染みの薄いイスラム教や正教会の関連施設を訪れるフィールドワークも実施しました。実際の空間や文化に触れることで、リアルな知見を深める機会となりました。

取り組み その2

 第3週は、インド出身の方々を支援する団体「ナマステ江戸川区」主催のフィールドワークに参加し、新たな視点を得る貴重な体験をしました。「知らない」ことが先入観やバイアスを生むリスクを学び、正しく知ることの重要性を実感する機会となりました。また、インド式インターナショナルスクールへの訪問では、日本との教育スタイルの違いを目の当たりにしました。今後避けては通れない「外国人との共生」という課題について、改めて深く考えるきっかけを得ました。
 現在、クラスではプレゼンテーション大会に向けた準備も進行中です。自分たちの問いをどう深めるべきか、探究の方向性に迷いはないか。試行錯誤し、思考を巡らせる生徒たちの姿が見られます。あわせて、同じ学部へ進学した先輩方の講演も行われ、大学生活への期待をより一層膨らませている様子が伺えました。

取り組み その3

 第4週は、スウェーデンから「クララ高校」の留学生を迎え、交流会を開催しました。留学生によるスウェーデン紹介やミニ語学レッスンの後は、日本文化の体験コーナーへ。生徒たちが企画した日本文化のプレゼンテーションをはじめ、凧揚げや餅つき、書道、けん玉などを通じて親睦を深めました。その後は、本校の留学生も合流し、全員で恵方巻づくりに挑戦しました。「どのように食べるのか」といった背景を英語で解説しながら、和気あいあいと調理を楽しむ姿が印象的でした。 
 現在は、間近に迫ったプレゼンテーション大会に向けた準備も佳境を迎えています。フィールドワークで得た情報を整理し、議論を重ねて思考を深める毎日です。中間発表で見えた課題を一つひとつクリアし、最終プレゼンに向けて各グループ一丸となって取り組んでいます。

取り組み その4

 今週は大学教授を招いてのプレゼン大会が実施されました。本番を迎えるまでに、中間発表、教員の前でのリハーサル、生徒同士お互いの発表を見合うリハーサルと練習を重ねてきました。第三者から発表に関して意見をもらう時間は、想像以上に生徒たちの思考を深め、相手に伝えるにはどうしたらよいかを考えるきっかけになったようです。練習を重ねるごとに、内容が深まり、伝える順番や、伝え方にも工夫が見られ、大きな成長を感じられた第6・7週となりました。ここまでのフィールドワークや調査、考察の成果を一生懸命に、最高の形で伝えようと努力する姿がとても印象的でした。
 
 本番のプレゼンテーションでは、各班、熱のこもったこれまでで1番素晴らしい発表ができていました。生徒の感想からも、自分たちで1から何かを作り上げたことへの達成感や、その過程で学んだ難しさや反省を今後の大学での学びに活かしていきたいという声が聞かれました。
今回、研究したテーマや、3学期の取り組みで触れてきた分野は、今の自分には興味がないものだった人もいるかもしれません。ですが、いつかその点がどこかで何かと結びついたり、その視点が役に立つ日が来るかもしれません。今後も、新しい視点を増やし、学びを深めていってほしいと思います。