伝想~洋を和に取り入れ、季節を先取り~

2019.01.29 茶華道部


中学生に負けず?高校生も頑張っています!寒さ厳しい季節ですが、慌てず騒がず?欲張りすぎずに、風炉の点前の基礎をしっかり習得中。この日は見学者へのおもてなしを兼ねてのお稽古となりました。部員同士だけで無く、こうしてお客様が見えると、また日頃とは違った良いお勉強の機会になります。

この日のお菓子も、恵那川上屋さんのもので、銘は「伝想(でんそう)」。来るバレンタインをイメージして、「相手に心を伝える」という銘を付け、愛らしいハートの形に仕上げてあります。お茶の世界では、季節は先取りするものです。それはたいてい自然にまつわるものですが、こんな風に海を渡って入ってきた風物詩を上手に取り入れるというセンスに脱帽です。日本に生活しているとは言え、良くも悪しくもかなり欧米化した生活をしている私たちにとって、生活の中に和の良さを「取り入れる」事が、敷居が高く難しく感じ、尻込みしてしまうことも多いのではないでしょうか。しかし、長い歴史の中で、私たちの先祖は、こんな風に異国からの新しいものや習慣を、うまく自分たちの文化の中に取り入れて、より豊かなものにしてきたのだと思います。日頃の慌ただしい生活の中では目先のことに追われて気づかず見失ってしまう事がたくさん有りますが、こんな風にゆったりとお茶を点てたりいただいたりしていると、心静かに、無の心境になる様な、長い歴史に思いをはせるような、なんとも心地よいひとときを過ごせます。ありとあらゆる便利なものに囲まれた生活をしていますが、本当はこんな風に過ごす時間を持つことが、一番贅沢なのかもしれませんね。

これからも、精進しながら贅沢に浸る日々は続いていきます。