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輝く法政卒業生たち No.16

2013.07.13 TOPICS

「輝く法政卒業生たち」では、本校・法政大学を卒業し、社会で活躍する先輩方へのインタビューを連載しています。法政二中高の教育が目指すことは、中高で学び培ったことや様々な人とのつながりを大学、そしてその先の社会で生かせる教育づくりです。

「二中高力」「法政のチカラ」を卒業生の一人一人が体現してくれています。このシリーズではそのような卒業生を順次紹介させていただいています。第16回は、現在、東北大学で大学院生として活躍中の宮地 崇至さんです。



宮地 崇至さん

2005年3月 法政大学第二中学校 卒業

2008年3月 法政大学第二高等学校 卒業

2012年3月 日本大学生物資源科学部 生物環境工学科 卒業

2012年4月 東北大学大学院理学研究科 地学専攻 入学

現在は東北大学大学院理学研究科地学専攻の博士前期課程2年在籍中



どのような学問をされているのですか。またその学問の魅力を教えてください。

宮地さん) 地球史上最大だといわれる、2億5千万年前に発生した生物大量絶滅の要因を解明しています。地層に含まれる有機物を分析し、大量絶滅時の環境がどのようなものであったか、また環境を引き起こすプロセスについても明らかにすることが出来ます。大量絶滅の研究は、人類をはじめ現在の生物種が存在している理由を解き明かすことにつながります。私は生物由来の有機物を特定し、過去の環境を復元するバイオマーカー分析という手法によって絶滅の要因を突き止めています。地学の分野ではありますが、化学実験を主に、生物学・物理学的な観点からも考察する必要があり、非常に難易度が高く、様々な知識が必要である特殊な研究です。

研究の魅力は、国を超えての学会や研究交流で、意見交換や議論ができること。つまり地球規模のプロジェクトに自分も携わっているということ。そして自分自身の手で地球の歴史が解明できるということ。これが研究の魅力です。

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どのような中高生でしたか。

宮地さん) 日々まじめに、何事にたいしても積極的に取り組んでいました。目標を立ててそれをクリアすることを励みに学校生活を送っていました。言ってみれば一匹狼だったかもしれません。学校生活の中で、中学生の時に2人の親友と出会いました。何をするときもいつもつるんでいました。時には言い争いもし、時にはお互い励ましあって中・高生活での困難を共に乗り越えてきました。今でもその親友とは旅行や飲みに出かけたり、進学・就職の相談をし合ったりして、励ましあっています。中学・高校でできた親友はかけがえのない財産だと思っています。



法政二中高時代ではどんなことが印象に残っていますか。(一番達成感があったことは何ですか)

宮地さん)  先ず初めに、私は中学・高校時代の6年間で印象に残ったこと、達成感を一つに絞ることはできません。それだけ私にとってのここでの経験は全てかけがえのないものです。

私は法政大学の箱根駅伝にあこがれて法政二中に進学しました。しかし、入学後に体調不良が続き、走ることが難しくなってしまい、中学1年生にして絶望を味わいました。しかしそんな時に顧問の勧めにより、砲丸投げと出会いました。そして尊敬する先輩とも出会い、その背中を必死に追いかけ続けることによって、始めた頃の3mという記録が、2年生の夏には9m近くまでになり、記録はみるみる伸びていきました。すると自然と、投げることが楽しくなり、陸上というのは走るだけでなく投げも奥の深い競技だ、ということに気づきました。結果的に、2年生・3年生の私学陸上競技大会で優勝することが出来ました。その時の嬉しさ、達成感は今でもはっきり覚えています。

高校でも、もちろん陸上競技部に入部しました。当時室伏選手がオリンピックで活躍する姿にあこがれ、砲丸投げだけでなくハンマー投げも始めました。ハンマー投げという種目は特殊で難しく危険なため競技人口が少なく、指導者もいなかったことから、顧問に相談して指導者を見つけるところから始まりました。指導者が見つかるまでは、独学で技術を磨き、頑張りましたが花は開かず、結果的に良い記録が残せませんでした。しかし、自分がハンマーを投げる姿を後輩が見ており、それにあこがれて「自分も投げたい」という後輩が何人か訪ねてきてくれたことがありました。そこで自分の影響力、そしてハンマー投げに興味を示してくれた、ということに驚きと嬉しさを感じました。

引退後の半年間は、趣味と関連のある鉄道研究部に入部しました。私の専門は鉄道模型で、かなりのオタクです。秋には神奈川県高校鉄道連盟の大会があり、様々なコンテストが開かれました。私は鉄道模型コンテストに参加し、当時手がけていた模型を出品してみました。すると驚いたことに、優勝してしまいました。何気なく出品した模型ですが、自分の模型技術がはじめて認められ、達成感を感じました。

本当にこの6年間は私にとって濃い時間です。もしかしたら、法政二中高時代で過ごし、感じたこと全ての感情が印象深く、またそんな経験をして卒業したことが一番の達成感かもしれません。



現二中高生、あるいはこれから入学してくる生徒たちへのアドバイス(メッセージ)をお願いします。

宮地さん)  グローバル社会が進む中、英語力の必要性を身に染みて感じます。英語力を備え、自分の意見を世界にアピールできる人になってください。現在、世界には様々な考え方を持っている人がたくさんいます。考え方の違う人々とどう共生していくか議論していく必要があると日々感じています。そこで必要なのは、自分自身の意見を持つこと、行動力、そして吸収力です。中学・高校生のうちに自分自身の考えを整理し、積極的に授業・課外活動に参加して、常にアンテナを張っていてください。自分から動かなければ何も世界は開けません。そして、「自分」とは何なのか、何がしたいのかについて真剣に考えてみてください。

最後になりますが、私が後輩の皆様に一番伝えたいこと、それは、本当に信頼できる「親友」を見つけてください。一生の財産になります。

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